歩けそうもないから 樹に背負われて階段を下りる 「ケホケホケホッ…コホコホッ…」 咳が止まらない 息が苦しい それに… 「…うぅ……」 心臓がズキンズキンと痛む 今回は…かなり酷いかも… 「初めてか?心臓の発作起こすの」 「うん…コホコホッ…」 「ところでお前…寒くねぇの?ジャージ姿で」 「…寒い……」 「ちょっと下ろすな」 1回樹の背中から下ろされる 床に足が付いた時 フラッとして倒れそうになる 「っと 大丈夫?」 黒木さんが倒れるのを防いでくれた