流れ星に4回目の願いを呟く時。

 今帰れば真貴子とは会えるだろう。都会の大学まで行ってバレーを続け、その後は友枝に戻って就職したと聞いていた。


 大学は経済学部だと言っていた気がするので、おそらくどこかの地元産業でのんびり快適なデスワークライフを送っていることだろう。


 まったく羨ましいものだ。


 しかし、どうも気まずい気がする。真紀子とはLINEや手紙でのやり取りぐらいで電話もしたことは無く、本当に久しく会っていない。


 それに、帰るならあの招待状の返事を否が応でもしなくてらならない。確かにカケルのことは好きだったが、それに熱くなっていたのは中学時代の話。


 今、彼が結婚することになって、わざわざその時の感情を呼び起こす必要も無いだろう。


 もちろん未だにその時のことを後悔しているのは確かだ。だが、じゃあそれを今になって伝えることに意味はあるのだろうか。