流れ星に4回目の願いを呟く時。

「ここで良いです!」


 お釣りも受け取らずにタクシーを降りる。この時間の渋滞は心得ていた。


 強い潮風が、町の中を、建物や山や、人の間をすり抜けて行くように吹いている。


 朝から念入りにブローした髪が靡く。


 息が途切れそうになる。


 何度も何度も、足を止めよう、止めようと思った。だけど、何度も何度も、いろんな誰かが頑張れ、頑張れと私の足を動かしてくれた。


 国道は長く真っ直ぐと続いている。


 その先に何があるのか、私には分かっていた。


 そこには海がある。