流れ星に4回目の願いを呟く時。

「あれ、またホタルがいないじゃないか。」


「朝からスパに行くって言って、出て行ったわよ。」


「こんな朝早くからスパ?就職してから朝風呂にでも目覚めたのか?」




 翌朝、目が覚めると、どうしてか無性に外を歩きたくなった。理由は分からなかったが、とにかくそうしたかった。


 朝日が登り始めたばかりの町は、まだ眠っているようで、霧が立ち込める海の遠い向こう側から聞こえる漁船の汽笛だけが、もう起きてるよ、と言っているようだった。


 まだ目の覚めない体を引き連れて、別に行くあてもなく歩いていたのだが、どうせなら海に映る朝日を見ようと、丘の上にある公園へと向かった。