流れ星に4回目の願いを呟く時。

 ユウキには幼稚園時代からの幼馴染がいた。小田由美子。


 いつも元気に笑う彼女。いつも自分を元気付けてくれる彼女。いつも楽しそうに自分のそばにいてくれる彼女。そんな幼馴染を、ユウキは小さな頃から好きだった。


 由美子の家はユウキの家とは間逆だった。父親は何よりも毎日の家族との団欒を大切にする人で、大学に勤務する父親はどんなに忙しくても、必ず毎年の夏は家族で旅行に行っていた。


 小学生の頃、由美子が旅行のお土産を買ってきてくれた。


 その年は家族で海へ行ったらしく、お土産はごくごく有り触れた御饅頭と綺麗な貝殻だった。


「ねえ知ってる。海って凄く大きくて、凄く綺麗なんだよ。私大人になったら絶対海の見える町に住むんだ。で、毎日海で遊ぶの。」


 楽しそうに話す由美子の目の奥には、夕日に輝く、美しい海が見えた。