流れ星に4回目の願いを呟く時。

 海は全てを忘れさせてくれた。


 ユウキには双子の弟がいて、弟のユウスケはスキー場を継ごうと思っていた。


 しかし、父親はそれを許さず、ユウスケは父に認めてもらうため、高山市内のスキー場のインストラクターを始めた。


 父親が自分にスキー場を継いで欲しかったのだということに、ユウキは気付いていたか。


 しかし、憧れの海への思いを捨て切れ無かった。


 ユウスケに恨まれても、父親と仲違いになっても、海を選ぶ。


 そこには、誰にも譲れない、大切な幼馴染との約束、理由があった。