流れ星に4回目の願いを呟く時。

 しかし、お花見は本当に桜たちが喜べるものだろうか。私はそう考えてしまう。


 皆その散り行く一枚一枚の花びらには目もくれず、お酒や食べ物、つまり団子の方に意識が行って、あまりお花見の体を成していないのが現実。


 だから私は必ず、桜を毎年きちんと見るということを決めていた。


 そして今年も、桜は散る。


 川面に落ちる花びらはゆっくりと下流へ流れていく。そしてその花びらたちの何枚かは遠い遠い海へと注がれるのか、それともどこかの下水道の金網に閉じ込められるのか、それは分からない。


 しかし、私は信じてみたかった。


 海へと届く、その思いを。