流れ星に4回目の願いを呟く時。

 お酒はあまり強くない私も、何度も由美子の餌食になって来た。


 お酒というものは、確かにコミュニケーションを円滑にする潤滑油だとは言うが、怖いもの、そう、幽霊なんかより恐ろしい面をも持ち合わせているということを忘れてはならない。


 私はこの苦い炭酸飲料の所為で、過去の恥ずかしい記憶やスリーサイズを語ったりして、由美子にばっちり弱味を握らせることになってしまった。


 しかし、私とて大人の人間。由美子ほどの鬼ではない。スリーサイズだけに収めておくことにしよう。


 長い夜は続く。


 やれやれと、呆れた顔をしながらテツさんは今日も寡黙に〆の茸雑炊の仕込みに取り掛かっていた。