7. 海に繋がっている 土曜日は季節外れの大雪が降った。 白く霞む町を後目に入園式を迎える。 この日の為に粧し込んで来た保護者の方々の落胆ぶりはさて置き、吹き荒れる雪に感化されてはしゃいでいる姿を見ると、子どもたちにはどうやら好評だったらしい。 保育士になって3年。毎日が未だ未だ新しい発見のある日々を過ごしているが、今日も改めて気付いたことがある。 それは誰が見ても明らかなこと。 入園式は子どもたちの晴れの場では無く、保護者の為にあるのかもしれないと。