そうか。 分かった。 気付けなかった。 今までごめんな。 勇気を出して彼に別れを伝えたが、彼の返答は、意外にも呆気ないものだった。 何処かで少しは抵抗するかもしれないと思う自分がいたことが悔しかった。 「じゃあ。」 別れはいとも簡単に、それでいて静かに心の中を渦巻くやり切れがない何かを残して、終わった。 その帰り、私は大粒の涙を目に溜めながら、帰りのバスを寂しい夜の町のバス停で1人、待っていた。 空は晴れていたが、その綺麗な星空を眺めることは出来なかった。