流れ星に4回目の願いを呟く時。

 長い時間をかけてやっと彼の住む町にたどり着いた私の足取りは重く、しかし真っ直ぐと前を見据えていた。


 私は彼との最後の1日を過ごそうとしていた。何度も何度も何度も、ここへ来ることを躊躇って来た。


 最初の頃は彼に会うことが嬉しくて、この騒がしい町の煩わしさも忘れられたが、今は違う。


 彼の会いたいはいつも私では無く、私の身体に会いたいという意味と同義だった。


 もちろん、中々会えない寂しい日々を埋め合わせるには、それは最も手っ取り早い簡単な方法だが、それだけが愛を確かめる方法だとは言えない。


 大学の編入を黙っていたことに喧嘩をしたこともあったが、彼への想いを胸にこれまで我慢していた私も悪かったかもしれない。


 でも、生理中であると伝えると不機嫌な顔をする彼には、もう前のような彼の姿は無かった。


 マサヒロとの未来は見えない。それだけは疑いようもない、確かなことだった。