流れ星に4回目の願いを呟く時。

 気になれば、とことん気になってしまう性分である私の毎日は、より一層どんよりとしていった。


 その点、真紀子は毎日ハツラツとして変わらなかった。


 小麦色の肌に、綺麗に膨らんだ胸。私も少しは膨らんで来ていたが、それは微々たるもの。だから真紀子は私の憧れだった。


 真紀子に色々とアドバイスも貰ったが、あまり効果は無かった。それに真紀子は逆に肌を白くしたかったらしく、私の方がアドバイスを請われることもあった。


「どうすれば小麦色になるのかな。小麦だから小麦粉かな。もしかしたら、胸も膨らんだりして。」


 放課後、誰もいなくなった教室でそんな妙な独り言を呟いていた時、後ろの方で誰かがくすくすと笑うのが聞こえた。


「すまん山崎。聞こえてしまった。」


 それは一番聞かれたくなかった相手、カケルだった。