流れ星に4回目の願いを呟く時。

 スパの帰り、コンビニでビールを買って、2人で飲んだ。


 私はあまりお酒が強い方じゃない。それに、好き好んで飲む方でもない。しかし、その日のビールはやけに美味しかった。


 長湯の効果も有るのだろう。


「ホタルはこの町で育ったんだね。」


 湯冷めも気にせず、私たちは中学校の近くにある公園のブランコに座っていた。


 空は澄み切っていて、星がよく見えた。


 確かに、星空なら奈留早の方がここよりも綺麗だった。それでも星空というのは、どこで見ても良いものである。


「そうですよ。」


 ほろ酔いの身体に、心地よい夜風が気持ち良い。まさか自分がこんな場所でビールを飲むなんて、昔なら想像も出来なかった。


 ビールが美味しい。


 こればかりは、由美子のおかげだろう。その言葉は心の中にしまいこんで、星の煌めく空を見上げていた。