「ええ…で、でででも…」
しょっぱなの授業から全く聞かないでいたら、絶対来月の中間テストやばいよ…!
高校生になってから最初のテストだし、しっかりやった方がいいんじゃないかなぁ…?
「じゃあ、あたしが教える…!」
とっさに出た言葉。
向田くんはキョトンとして首を傾げた。
「…え?」
「き、今日の放課後…あたしが向田くんにパソコン教えてもらう代わりに、数学教えるっ!」
こ、この交換条件でどうだ…!
「んー…いいよ?」
向田くんは一瞬考えた後、OKの返事をくれたので、あたしは安堵してにこりと笑った。
「よ、よかったあ…!じゃあ放課後はみんなで「ただし、」
そんな、あたしの言葉を遮った向田くんは。
「僕と緋奈ちゃんのふたりきりで…ね?」
少し口角をあげて不敵な笑みを浮かべて一言、こう言ったのだ。



