「ええ…?」


「つーかお前、俺がいない間に翔となにしてたんだよ。」



まーだ口を尖らせている滝本くん。


もー、どうしたんだろう?



「なにって、友達になったんだよ!」



あたしが胸を張ってそういうと。


はあ?と眉間にしわを寄せて怪訝そうな表情を浮かべる彼。


でも、本当に友達になったんだもん。


友達に…なれたんだもん。



「相葉くん、珍しく今日は笑ってた。笑うとあんなにかっこいいんだね。」



いつもかっこいいけどね…。


笑っているともっともっとカッコいい!


それは相葉くんだけじゃなくて、4人ともだけど。



「…なんか、ムカつく。」



低い声で一言、滝本くんがそう言った。



「え?」



夕暮れの帰り道、あたしたちの足がピタッと止まる。


いや、正確には滝本くんが止まったので、あたしもその場に止まった。