「それじゃあ...また明日ね」



「うん。また明日」



話しながら歩いているとあっという間に未菜の家の前。

楽しいとすぐに時間が過ぎるとは、まさにこのこと。



お互い手を振り合いながら別れた。



今日の俺は帰り道口角か上がりっぱなし。



今月末の花火大会。

そして、1年記念日。



なにかサプライズしたいな。

どんなサプライズしたら未菜は喜ぶかな。



そんなことを頭の中であれこれ考えれば考えるほど、未菜の笑顔が脳裏に浮かび、俺は舞い上がった。



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その日の夜──



未菜の家に1通の白い封筒が投函されていた。