ハッハッ。

春洸が心配だ。

また、あの日と同じ様な事があったら…

走ってる時にフラッシュバックの様に
春洸との思い出が蘇ってくる。

春洸。春洸…!

そして、あたしは無我夢中で狼牙の
倉庫まで走った。

バンっ!

あたしは勢いよく倉庫の扉を開けた。

みんな、きょとんとした顔であたしを見た。

滉「どうした美月…?」