美月「おまたせ。」 あたしは、龍覇たちの所を離れて、 少し早めに来ていた狼牙の皆のところに行った。 滉「おう。あいつらが龍覇か?」 美月「うん。そうだよ?」 滉「そっか。で、“あいつ”が居たのか?」 そう。あたしが今日家に帰ってきたのも、 狼牙の皆も連れて来たのも、 全部親父に“あいつ”の事を話すためだ。 美月「ああ。」 そういい、あたしは親父を呼んで、 狼牙の皆と奥の部屋へと入っていった。