生神さまっ!

その声に、目が勝手に開く。




「…は……?」




「再度申し上げます。お迎えにあがりました、秋奈様。

どうぞこちらへ」





目の前には


不思議な光を発してる…ふわふわな、雲。



…に、なんか乗ってらっしゃる!?




男の人、女の人、男の子、女の子…総勢10人以上の人たちが!




ど、どうしよ…あ、私、夢見てるんだ。絶対そうだ。



と、とととりあえず部屋に戻ろー…




ガチャ

ガチャ、ガチャガチャ




「…バルコニーの扉、開かないんですけど!?」



なんで!?



何回も何回も引いてみるけど…その度に、扉がガチャっという音を出すだけで、開く様子もない。




な、なんてリアルな夢なのでしょう…汗が出てきた。もう寒くない。




恐る恐る後ろを振り向くと…神々しい光を放つ、10数人の人たち。





「秋奈様!お願いです、天界に来てください!」




「て、天界!?

なんの話ですか!?


あと、却下ですから!!」



「えええ!?」