生神さまっ!

がくん、と私に衝撃が訪れた。
目の前が真っ暗になった気がした。

「…アマテラス様、つまりそれは…」

「あなたたちが思っている通りです。
このままでは、冬は救えない。

もちろん、人間界にもいずれ影響が出ます。季節という概念はなくなり、天候さえもそれに準じ、冬は消え、人間界の様々なものがこの影響で消えるでしょう。

それはひとつやふたつではありません。
多くの生き物も死ぬでしょう。多くの作物は育たなくなるでしょう。そして多くのものが苦しむことになります。

天界から人間界に影響が移ることはそうはやくない。
けれど、向こう100年のうちに…ゆったりと、でも確実に…冬は消えます。

科学的な要因。人間が犯した罪。自然災害。人々は自分たちへ責任を移すでしょう。
まさか、そうゆうものになる、そう決められてしまった、そうは思わないでしょうね」


私たちは、アマテラス様の発したその言葉に驚きを隠せずにいた。

そんなこと。そんなこと、あるのだろうか。


「神は基本、人間界に直接手を加えません。
少々”きっかけ”を作るのが、私たち神の仕事。

生命の種を与えました。強さというものを与えました。知識を、そして罪を与えました。光だけではなく、闇も与えました。

私たちの作り出した”きっかけ”なしに人間界はここまでの繁栄を築けなかったでしょう。
天界で作り出したものに、人間界は影響されていくのです。
季節も、例外ではありません」