生神さまっ!

「止めて、お願い止めて、


冬夜!!」



「来ないで、秋奈」




キィン、と鋭い音と共に私の腹部へ衝撃が走る。




「あっか、はっっ…!」




すぐに、彼の言う”冬の力”なのだとわかった。

衝撃で後ろの方へ私は倒れこんでしまう。



見れば、オーナーさんの腹部から…赤黒い影が垂れているのが分かった。




「やめてくれ、やめてくれ…!!」


「冬夜!!お願い、やめて、冬夜!!」




綺麗な手をオーナーさんへと向け続ける。


何度もぴく、ぴくと動く身体。

そのたびに声が小さくなっていく。



「冬夜…!!!」



精一杯手を伸ばして…抱き着く。

冷たい。冷たい冷たい冷たい。
私まで凍ってしまうようなその冷たさに、手を放してしまいたくなる。


私へと視線を落とした冬夜の目が、冷たい。




「ねえ、やめよう…?おねがい…」



「…秋奈…でも、もう…」





見下ろしたそこには、動かないヒトがいた。


…死んではいないっぽい。

安堵し、息を吐く。