ふと、先日の父の言葉を思い出す。
『そもそもここら辺は平地に近い小さな山だし、
昔はスキー場があっても今ほど雪は降らないとかでそんなに人気じゃなかったらしい』
それが、近年突然雪がよく降るようになり、
ここ一帯のスキー場は今じゃ冬の観光スポットとして大きな人気を博すことになっている。
…そうなったのも、全部。
冬斗の…冬夜の、体質で?
身体を痛めつけられると、彼はなぜか寒さを呼ぶ。
信じられないけれど、今のこの光景が嘘じゃないことを物語っている。
「…私たちは冬になると、冬夜をこの屋上に毎夜縛り付けた。
おかしくなりそうな寒さのなか、逃げようとするたびに枷が擦れて冷えた肌に傷をつける。
冬夜が痛いと泣くたび、叫ぶたびに寒さは増す。
雪は降る……」
『そもそもここら辺は平地に近い小さな山だし、
昔はスキー場があっても今ほど雪は降らないとかでそんなに人気じゃなかったらしい』
それが、近年突然雪がよく降るようになり、
ここ一帯のスキー場は今じゃ冬の観光スポットとして大きな人気を博すことになっている。
…そうなったのも、全部。
冬斗の…冬夜の、体質で?
身体を痛めつけられると、彼はなぜか寒さを呼ぶ。
信じられないけれど、今のこの光景が嘘じゃないことを物語っている。
「…私たちは冬になると、冬夜をこの屋上に毎夜縛り付けた。
おかしくなりそうな寒さのなか、逃げようとするたびに枷が擦れて冷えた肌に傷をつける。
冬夜が痛いと泣くたび、叫ぶたびに寒さは増す。
雪は降る……」

