生神さまっ!

冬斗の首元の枷に、手が触れる。





「……冷たい」




まるで氷に触れたように冷たい。


けど、冬斗はその冷たさを感じないとでも言いたげに首をかしげるだけだった。




「…ねえ、なんでこんなのを付けているの」



「…分からない。

気づいたら、こうなっていた」




気付いたら…って。

それって…昔からってこと?





「…気が付けば、冬夜という存在から俺が生まれていた。

父親に夜になるたび枷を無理矢理つけられ、なぜかここで1人泣いていた。



ただ数年前からは、足が自然とここへ向かうんだ。

そして気付けば繋がれている。



…多分、無意識のうちなんだと思う」




ぽつりぽつりと話し始めた冬斗の声に、耳を傾ける。