生神さまっ!

5階について、エレベーターが心地いいベルの音と共に開く。



人がいる影はなかった。


私はすぐにエレベーター脇の扉へと向かう。






…なんでなのかは分からない。

分からない、けれど。



そのノブは周り、静かに開いたのだ。

まるで私が来ることを、知っていたかのように。





「…っ、!」



今さら怖がる必要なんて、ない。


その扉の中へ、身を滑らせるようにして入り、暗い闇の中後ろ手で扉を閉めた。





暗闇の中…カンで階段を上る。


外は昼のはずなのに、ここは光がまったく入ってこないのか、真っ暗だ。