生神さまっ!

……





「え、大丈夫なの…?

お薬、もらおうか?」




「ううん、大丈夫。大したことないの。

ごめんなさい」




「お母さんとお父さん、どっちか付いてても良いんだぞ?」




「なに言ってるの、それはさすがに悪いよ。

2人で行ってきて。きっとじっとしてればすぐ治るから」




「そう…分かったわ。

ちゃんと休んでなさいね」




そう言って出て行ったお母さんとお父さんを見て、なにか溜まっていたものを吐き出すように息を吐いた。



…うそ、ついちゃった。


お腹んて痛くない。体なんてだるくない。なのに…



「……今は9時半。

多分、2人は4時半から5時に帰ってくるから…」




…時間は、結構ある。

ただの夢かもしれない。私の妄想かもしれない。


でも、忘れられない。





冬斗のあんな、悲しそうな顔を。