生神さまっ!

「…秋奈。

だから、俺から頼ませてくれないか」




「…え?」




冬斗が無表情になる。

感情が、すべて消えたかのように…笑みを浮かべていた顔は、消える。



それと同時に、まるで世界から寒さがなくなったかのように。


寒いという感情が、私から消えた。







「……冬夜を、取り戻してくれ」







…待って。

待って、いかないで。


もっと聞きたいことが、あるのに。



ねえ、行かないで…行かないで、冬斗。



なんで。









「なんで最後に、そんな悲しい顔をするの?」