生神さまっ!

頭の中で回路が繋がっていき、一つの言葉が浮かび上がる。



寒さからなのか、それとも他の何かからなのか。

震える唇は、静かながらも言葉を発した。




「…二重、人格…?」




よく、テレビでも見たことがある。


二重じゃなくても、1人の人物の中に何人もの人格を持つ人を。





「…俺は冬斗。多分、あと1日ぐらいは俺のまま。

怒るだろうなあ冬夜は。


…アイツは、"俺"と違って、優しいやつなんだ」




笑いながら言うけれど、その笑みは薄っぺらい。


綺麗な顔がほのかな外の光にうっすら見えて、逆に恐ろしく思える。





「…二重人格、か。

簡単に言ってしまえばそうゆうモンなんだと思うよ、俺ら」




「…なんで、私に……」



「…なんで、か。

そうだなあ…これは、俺の勘なんだけど…」