生神さまっ!





「…やめて」



頭が、痛い。

痛い、ねえ、痛い、痛い。



「これ以上、思い出させないで…!!」




思い出したくない、思い出したく、ない!!





「やっと忘れられたの…!」




…あれ。

私はなんで、忘れたのだろう。


なんで。なんで。


なんで、彼のことを。




辺りは真っ暗闇。

その中で私は、一人もがく。


ここはどこ。ここはどこ。

私の意識の中?



ねえ、ならお願い、覚めて。


全て思い出してしまう前に。





彼のことを、なんで忘れてたのかなんて、思い出さなくて、いい。



…なんで、思い出さなくていい?

なんで…?








「……冬夜……」