「え、っと…」
男の子はしばらく下を見ていた。
けど何か決心したように、顔を上げる。
「これからも、話してくれないかな」
私は自然とまた、笑顔になっていた。
「…もちろん。
名前は?」
「…冬夜(トウヤ)。冬の夜で、冬夜」
「…私は、秋に奈良の奈で秋奈。よろしくね、冬夜」
彼は私を助けてくれた。
冬夜は、気付いたのかもしれない。なにか私たちが、おかしいことに。
13歳、中1の冬のことだった。
男の子はしばらく下を見ていた。
けど何か決心したように、顔を上げる。
「これからも、話してくれないかな」
私は自然とまた、笑顔になっていた。
「…もちろん。
名前は?」
「…冬夜(トウヤ)。冬の夜で、冬夜」
「…私は、秋に奈良の奈で秋奈。よろしくね、冬夜」
彼は私を助けてくれた。
冬夜は、気付いたのかもしれない。なにか私たちが、おかしいことに。
13歳、中1の冬のことだった。

