生神さまっ!

行き交うスキーウェア姿の笑いあう家族を見て、思わず少し俯いた。



「…ねえ、君」





私に向けられた言葉かは分からなかったけど、振り向く。



そこには同い年ぐらいの男の子がいた。


私に見せるように持つ手には、キラリと光るストラップがいた。




「、それ…!」




気付けば、奪うように取っていた。


そのストラップはホテルの温かいオレンジ色の光に反射して、ピンクに光ったり青く光ったりしている。




「…あ、ごめん…」



な、なにやってるの私。

拾ってくれたのに。




「別に大丈夫だよ。これ、大切なものなんだ?」



男の子は優しく笑う。


うん、とうなずいた。




「…家族からね。誕生日プレゼントに、もらったの」