私を見ていたツクヨミ様が、少し笑った。 綺麗な、綺麗な顔を浮かべた。 「…だから僕は、姉さんに嫌われるらしい」 その笑顔はとても切なそうで。 揺らぎ出した世界に混じりたくて、 私の体は、畳に叩きつけられた。 『大丈夫!?秋奈…!!』 目から流れた涙が、口に入る。 私の視界はぼやけたまま、だんだんと暗くなっていった。