私の部屋に遊びに来ていた春乃はなるほど、とうなずく。




……用事。それはもちろん、何日も前から計画していたもの。



アマテラス様にも本当のことは言ってないから、ちょっとドキドキしてる。


この事を知っているのは…たった1人しかいない。




春乃に言ってしまうときっと心配をかけちゃうから、言えないんだよね。




「じゃあ昼間はいるってことー?」




「うん、そーゆーこと」




「良かったー!それなら暇じゃないや。


…まあ、ホントは訓練とかしたほうがいいんだろーけどね。冬斗みたいに、さー」






春乃はそう言いながら自分の手を見た。


……冬斗は、元々努力家だったけど。


最近は以前にも増して訓練を増やして、実力を着々とつけている。




冬斗の相棒のような存在である刀ではなく木刀に力を込めてやっているらしいけど…



もちろん私達も一緒にやることはあるけど、なかなか私は冬斗に敵わない。