生神さまっ!

「春乃、急に使うなって」



「いやあなんか…寂しくなっちゃってさ!」




冬斗に笑いながら答えた春乃は、私と同じように花々に触れ始める。



もしかしてこれも…春乃が?




「季節の力。

春乃の力も、夏樹と同じ要領だよ」




そう言った冬斗の力も気になる。



夏樹は花火、春乃はお花畑。



冬斗は…なにを出せるんだろう。




「秋奈も、すぐにこうゆうことができるんだよ!」



春乃はいくつかの花を1つにまとめたものを、はい!ち私に差し出す。



おずおずと…その花束を受け取ってみる。



…きれー…



思わず見惚れちゃうほど、キレイ…



って、あれ…?なんかこの花…透けてない?



目の前に持ってきてみる…やっぱり、透けてる。



それに、徐々に徐々に…透けてきてる…!?



そして、あっという間に…花は、私の手から消えてしまった。



気付けば、私の周りの花々も消えて、花畑は畳の部屋に変わっていた。