生神さまっ!

道真は私の腕を引くと…2歩3歩、彼から距離を取る。



急すぎて、後ろに転びそうになった…





「……道真。お前の力も厄介と、俺はそう思う」



「お褒めにいただき光栄です」



「……問答無用で自分の力を少し分け与え、従順で忠誠心が異様に高い部下を作る…」



「例え秋奈さまの前でわたしの力を言おうと、秋奈さまは戻りませんよ?」



「…わかってる」




黒髪の彼がそう言うと、一気に私たちに詰め寄ってくる。


体が動くまま…また私は、道真の前に立つ。





「…させねえって!!」



「う、わっ!?」



ぐい!とものすごい力で引っ張られ…道真の前から引き離される…!!


引っ張ってきたのは…




「…ごめん、秋奈。


今だけだから。

あたし、絶対に、傷つけないから!!」