生神さまっ!

赤髪の男の子は笑いながら言う。


……炎を出し、操る力…?





「秋奈、少し忘れてるみたいだな」



「…何を」



「……知りたい?」




そう言ってやっと顔に笑みを浮かべた彼の顔を見ていて…

視界の端に動いた影に…




「っ、くぁっ!」



「…炎には炎を。

ごめん、秋奈…秋奈を助けるためだから、少し動かないでいて」




…私は気付いてなかった。

炎は…手から出るだけじゃない。


体の全身…どこからでも、出る…!?



まさか…足で蹴り上げて来るなんて、思わない。



避けたけど、逃げ損ねて負った肩のヤケド。

…あついなんてもんじゃない。熱いを通り越して、うまく動かない。




「大丈夫…アマテラスにもらった薬で、終わったら治すから」



「…終わったら?」



「…ほら、見てみ」



彼が指さす方向に顔を向ける。


そこには…目で確認できないほど速く動く…黒い影が……2つ。