生神さまっ!

真っ赤な光の粒子を纏う右手を前に出して、手を伸ばすように。


女の子は突然の私の行動に反応できなかったのか、術を展開しようと思っているらしいけど…

……遅い。




「んっ、!!」




ギリギリで術を展開した彼女。

これは…桜の花びら?


何百枚、何千枚も集まった桜の花びらが、私の右手を止めようとしている…?




「…花は、ダメだよ」



「……え?」




私の言葉に聞き返してきた女の子が顔を上げる前に。

赤色の光の粒子は桜の花びらに思いっきり突っ込み…





…ボウッ!と音を立て…

空中に炎が揺らめき出す。




そのまま着地した私のすぐ前には、燃えた桜の花びらに反応して避けた彼女の姿。


私は再度彼女へと、右手を振り下ろす…!




「っ、あき、な…!」