生神さまっ!




目を、開く。





「お目覚めですかねえ、秋奈さま」




目の前に迫っていたのは…嫌に整った顔をした、道真の顔。




「……どいてください」



「ふふ、やはりあなたさまは面白い。

普通、もっと慌てるでしょうねえ」




…いや、内心すごい慌ててたんだけど。


だって…まず、ここどこ?今度こそ私の部屋じゃない。




見渡すと…大きな大きな木が、何本もあった。


見渡す限り、木、木、木。




ただ私と道座がいるところだけ、教室2、3個分の広さだけ…気が生えていなかった。




「…見えますか、あれを」



半身起き上がって、道座が指を指す方へと目を向ける。


木々の奥…とても小さくだけど、大きな門が見えた。




「…なに、あれ」



「黄泉の国への入り口ですよ」