生神さまっ!

私はまたうなずくと、口を開く。



「…菅原道真は、確か遣唐使を廃止したんだよね。

その功績はすごいものだったんだけど…


…誰かは忘れたけど、菅原道真を陥れるために濡れ衣を着せて…

菅原道真は無念にも降格になって…


そして京じゃない別のところで最期を送ったんだよね」





「結構詳しいなー」


「夏樹だってどうせ知ってたでしょー。

それに…


…菅原道真は、怨霊としても…人界では有名だったからさ」




私がこんなにも詳しいのは…何を隠そう、中学の時の歴史教師のおかげだ。



菅原道真はホントに有名。だから当時の歴史教師も、彼にまつわる…いわば"伝説"を教えてくれたんだ。



きっとそのことが、菅原道真が現人神になったのに関係あるはず。




「確か…菅原道真は、怨霊となって京を襲ったって噺(はなし)があるんだよね?」



「そう。

彼は死んだ後…自分を陥れた者への恨みを果たすために、


京を襲ったとされている」