生神さまっ!

まるで、私の冷たい心を溶かしてしまうように…温かく、包まれた気がした。





「…秋奈、頼って。俺に。


秋奈は、罪人なんかじゃない。
…自分を、責めないで」



「でも…わたし、は…」





「確かに秋奈が死ぬはずだったのに今生きていられるのは、秋奈の両親が秋奈の”身代わり”になったからかもしれない。

けど、
秋奈は…頼らなきゃいけないよ、誰かに」








だって、と冬斗は続ける。




「秋奈は、こんなにも温かい」






ほおに触れる、冬斗の手。
止まらない涙。


真っ暗な世界。
あの時からずっとずっと真っ暗だった。




「…きっと秋奈は、知らず知らずのうちに…

…俺たちを信じてくれていたよ」





世界が色で溢れだしたのは、いつからだっただろう。



何度あの時の事を思い出しても、
卑弥呼に対して嫌な心がまた生まれても、


私は、笑ってた。



楽しかった。