生神さまっ!

しれっとした顔で言う冬斗に、全力で頭を下げる。



周りから見たらただの土下座。



うん、かなり恥ずかしい。でも反動でこうなっちゃったもんはしょうがない…




「あはは〜秋奈、冬斗の頭の良さは異常だからね〜。

あたし全然勉強できないからいつも怒られちゃうのー!」



「お前はただ単に出来なさすぎるだけ」



「俺もいつも怒られるなー」



「お前は俗に言うYDK。根っからの。

やればできる子だろ」



「て、照れるなあ冬斗君!」



「前言撤回」




…なんか、意外に。



楽しそうな雰囲気…




「お!なんか秋奈がほぅ…って感じな目で見てるー!」



「え、私そんな目してたの!?どんな目…?」



「えっとね、なんか近所のおばあちゃんが近所の遊びに来たヤンチャな男の子達を見守る図!」




なんか、思ってた以上に設定が細かい!



いや、そんなことより…




「おばあちゃん…」



「おばあちゃんですって冬斗君」



「なー」



「ちょっと!そこの2人何気に私も気にしてたんだから!」




ニヤニヤした顔でそこの男子二人組、見るな!



そして春乃も「ごめんごめーん」とか言いながら笑ってるし!絶対反省してないでしょ!