生神さまっ!

「中1の頃から、ずっとずっと耐えて耐えて…誰にも言わずに、耐えて。


けど…
…亮太にバレちゃったの、秋頃にね」



『…うん』




「亮太、責任感じちゃって…ずっと一緒にいた幼馴染みの異変を気付けなかった、そう思いつめて。

そして…私、頼っちゃったの。
やっと、やっと頼れる。私に頼れる人ができた、そう思って…


…亮太と、体の関係を持つようになった」




電話の奥から…息を飲むような、そんな音が聞こえた。


そりゃ…自分の好きな人のそんな話、聞きたくないよね。




「けど、私達の間には…なにもないの。


ただ私が頼っただけ。亮太の優しさに。

責任感があった亮太は…私を拒まなかった」




『……う、ん……』




「だから…美久。

もう、大丈夫……アイツには言っておいた。
ホントに好きな人のところへ行って、って」




『……それって、どうゆう……』




「すぐに気がつくから…

…安心して、美久……亮太を、信じて」




そこまで言ったところで…スマホから、小さくピーンポーンというチャイムの音が聞こえた。


…さっすが亮太。運動神経はバツグンなんだから。