生神さまっ!

怖い。怖い。

自分が、怖い。



「……誰か…聞いて……」





でも、そんな人もいない。


だからと言って…亮太をこれ以上、引き止めるのもダメなんだ。




「……冷たい」



そっと私は、自分の手に触れる。

とても、冷たかった。



お母さん、お父さん。

夢で見た光景が、何度もフラッシュバックで蘇る。

実際の事故の様子が、蘇る。



全て……全て。




「……私……」



怖い。


怖いけど…認めなきゃいけない。





私は……一度深呼吸をして。


誰もいない空の下、つぶやいた。









「…………嬉しかったんだ」







この世界から、

母という存在と、

父という存在が消えて。