生神さまっ!

異変に気付いたのは……すぐ、だった。





「か、はっ……!!」


「うあっ!いっ、ああああああ!!!」





響き渡る…2人の叫び声。


ガラスの割れた音。




目を開いたその動きが…まるで再生ボタンのように、スローモーションの世界を動かせた。




ゆっくりと飛ぶ、ガラスの破片。


私に向かって一直線に。



そのガラスが、私に触れ…




「…え………」




触れそうな時に…スレスレで………




「うがっ……!」




突然くるっと進路を変えて…

隣にいたお父さんの体に…ぶすり、と刺さった。



飛び出す鮮血。

車内が赤で彩られる。




「な、んで……」