生神さまっ!

…一目見て、すぐ分かる。



この子はきっと、純粋な気持ちで亮太のことが……




「美久もさ、あのバンド好きなんだって!

前秋奈に言ったけど理解してくれなかったじゃん?」



「だって私は女性ボーカルが好きなんだもん」



「いやー、バンドのよさはお前には分からないかー!

イイよな、美久?」



「あ、うん!でも私も女性ボーカルのグループ好き!」




…明らかにちょっと悲しそうな顔して私と亮太を見ていたの、亮太は気付いてる?

きっと気付いてないなコイツは…もう。



「ホント?誰好き?

あ、私…美久って呼んでいい?私も秋奈って呼んで!番号交換しよーよ!」



「うん!」




本当に嬉しそうに笑顔を見せる美久さん…じゃなくて、美久。

きっと彼女は、純粋に私と友達になれたことが嬉しいんだと思う。




…キレイで、羨ましい。



「あ、私このあとも移動なんだよ。

美久、また連絡してね!

じゃーね、亮太!」




「おう!また帰りそっち行くわー」