生神さまっ!

ぎゅっと目を閉じる。



ああ、もう…ダメだ。





「…んだよコレ…」



「…っ、……」



「なんだよコレって聞いてんだよ…!!」




久しぶりに聞いた…幼馴染みの怒りの声に、目を思わず開く。



亮太…怒ってる?

なんで?



「どうしたんだよ、コレ…!!」



アザだらけの腕が私の目にも入ってくる。



「年中ずーっとカーディガン着てるし、足はタイツ履いてるし。

何回暑苦しいだろって言っても汗かきながら『暑くない』とか言いやがって。


さすがに俺も…不思議に思うっつの…!」




…どうすればいい?

どう答えればいい?


中1の頃からお父さんにやられてるの、って?



…言えない。


言えるわけない。




じゃあ何て言う?

分からない。私には、分からない。


どうしてこうなってしまったかなんて。


中2の秋。全て諦めてしまったあの日から、追求することはやめたのに。



分からないよ、私は。

分からない。分からない。誰か、教えて。




「わ、からない…」