生神さまっ!

最近行った夏の旅行も、楽しかったけど…楽しくなかった。




全てを知ってしまった中2のおわりから、私は家族での楽しみを求めることを諦めた。




ただ寝に帰る場所ってわけにはいかない。プラスで暴力をふるわれなきゃいけない。




賢いお父さんは普段は見えないところにやるもんだから、友達にはバレないけれど。


たまに心が叫ぶ。



誰か助けて、って。





「秋奈はなんでこの高校にしたの?」



「私…うーん……」




冬が始まる。


秋の終わりの、日が短くなった空を見上げて…考える。




「特に理由はないかな」



「…そっか!」





無事、私達は合格し、卒業。

残念ながら私は卒業式で涙も出なかった。



ただ「悲しいね」と友達と言いあっただけ。




そしてそのまま、高校生という階段に踏みかかった。