生神さまっ!

亮太と私は同じぐらいの成績。だからこの学校に成績ではピッタリだと思うけど…




「…実はさ、父さんに…言われたんだよね。

いつまでも遊んでばっかでもいられないぞ、って」




……ああ。そうゆうことか。



亮太の家は有名な弁護士一家。

事務所を次ぐのは亮太の4つ上のお兄さんだけど…家族側としては、きっと亮太にも弁護士になってもらいたいはず。



中学では中の上ぐらいの成績である亮太には、弁護士の道はむずかしいかもしれない。


それを焦ってのことだろうか。




「……俺、情けねえよな。

……サッカーやりたいって言って…大喧嘩になってさ。

たくさん主張してみたけど、やっぱりダメだったわ。


やりたいこともやれねえんだから……」




「……私よりは、全然かっこいいよ」




「……え?」




「…ううん、なんでもない」




私は、亮太と似ているようで似ていない。

私は主張することも諦めた。


自分の意思を貫くことも諦めてしまった。




ただ、流されて決めた高校。