生神さまっ!

戻れていたはずの旅行は、見た目だけ。表面だけ。




白で覆い尽くされて、綺麗に見えただけなんだ。




実際裏の裏は私と同じでぐちゃぐちゃで。






「……………戻れないほどになっていたんですね」





思い返せば、当たり前だった。


だって。



いつの間にか私はお父さんの前での"敬語"は当たり前になっていて。

いつの間にかお父さんの前で泣くことは無くなっていた。




私自身も染まっていたんだ、この空気に。


新しい世界に染まりきっていたんだ、白は。





「……なら、流れに逆らいません」