生神さまっ!

"コレ"が始まるきっかけになったのは、そう、中学に上がる頃だろうか。







空調が効いたベッドの上で目を閉じる。









無事小学校を卒業し、新生活への期待が高まる3月頃。




父の父、つまり私の祖父が、社長権を息子に譲ると言い出した。


私のお父さんは、次男…つまり長男であるお父さんのお兄さんに社長権が委ねられた。



機械に関する会社の社長…日本中に知れ渡っているほどではないけれど、ある程度の規模を持っていた会社だった。



お父さんは有名大学も好成績で卒業し、リーダーシップというかカリスマ性みたいなのもあって、人をまとめるには打ってつけ。

根っからの"リーダー"の才能を持った人だった。



家でも良き父で、私はお父さんが大好きで、お母さんもお父さんが大好きで、とても幸せだった。




けど、この発表から…狂ってしまった。

お父さんのお兄さん、私の叔父であるその人。



叔父は自由奔放な人で、色々気まぐれで行う。

合理的なものを好む父にとっては相性が合わないタイプ。



やる時にはかなりの出来なので、天才肌と言えばそれで収まる。

けどそんなの滅多に出ないらしく、常に副社長となった父に重荷が背負うようだった。