生神さまっ!

私と、彼が…?




「……それって、どうゆう…」



意味を問おうとしたところで…ふと、私の言葉は中断される。


彼の細くて長くて綺麗な指が、私の唇の前で人差し指を立てていたから。




「それはまた今度、教えますから。

今日は楽しみましょう?」



「…うん。ありがと!!」




みんなのおかげで、なんていうか…自分の"存在"みたいなものが、肯定された…そんな気がした。


彼の言動を見ていた3人はまた変な空気を出していたけど…うん、まあ気にしません。



…私の嫌なマイナス思考みたいなもののせいで、中断されてしまったお出かけ、再開だ!




……そういえば…思い出した。

亮太にバレた原因は…今日みたいなことがあったからだった。


私の言動で、亮太は察したんだった…





「秋奈?」



「あ、えと、なに?夏樹」




お出かけ再開からしばらく。

18時を回ろうとしているけど、楽しくて時間が忘れちゃうほど。


なのに…そんな中思い出した、私の昔話。

それを思い出していたら、いつの間にかぼーっとしていたらしい。不覚。




「なんか、元気なさそうに見えたからさ。

秋奈はいいの、行かなくて」



「ああ、着物?

だって、私は買わないし…って、冬斗達2人は?」



「あの2人は夕食も食べてくって連絡するついでに、地図見てきてもらってる。

美味しそうなところ探してきて、って言って」